かなちゃん「今年も自動車税(種別割)通知書が届いたよ。」
あおいさん「納付期限が決まっているから忘れずに納付しましょう。」
県税である普通車の自動車税と、市町村税である軽自動車の軽自動車税。最近はキャッシュレス化も進み、自宅でも納付できるようになりました。
今回の記事では、支払いの期限と税額について紹介します。
H2:自動車税はいつまでに支払えばいいの?
4/1時点で、その車の所有者である人(ディーラーやローン会社名義になっている人は使用者)に課税される税金のことを、自動車税(種別割)といいます。
5月に、各都道府県の自動車税事務所から送付される納税通知書により、5月31日までに納めます。
市町村から送付される違いはありますが、軽自動車税(種別割)も同じです。
H2:自動車税はいくら支払えばいいの?
下の表の年税額は、2019年10月1日以降に初回新規登録された普通自動車の年税額を抜粋したものと、2015年4月1日以降に登録された軽自動車の年税額です。
排気量 | 年税額 |
軽自動車 | 10,800円 |
1000cc以下 | 25,000円 |
1000cc超~1500cc以下 | 30,500円 |
1500cc超~2000cc以下 | 36,000円 |
2000cc超~2500cc以下 | 43,500円 |
2500cc超~3000cc以下 | 50,000円 |
3000cc超~3500cc以下 | 57,000円 |
あおいさん「2019年10月の税制改正によって自動車税は引き下げられたのよ」
H2:車の価値と維持費の関係
車の価値は、年数が経つとゼロに等しくなります。
車の価値が下がるのに、上がるのは車の維持費です。維持費は主に、以下のものがかかっています。
・各種税金
・車検などのメンテナンス代
・ガソリン代
・任意保険などの保険料など
特に、自動車税や重量税は13年で大幅に税金が上がります。また、メンテナンス代の費用がかさむようになります。特に、主要部品で高額であるエンジンや原動機は古くなると故障リスクは高くなります。
維持費が高くなる前に、売却額が減少する前に、定期的に査定をしておくことで良いタイミングで売却できます。
あおいさん「車の価値は5年を目安に約半分になりますよ。」
かなちゃん「早いうちから査定するとその時の愛車の価値が分かるよね」
H2:(補足情報)車を売却して譲渡益が発生した場合、確定申告は必要なの?
譲渡所得の対象となる資産は決まっています。(国税庁HP)
車(普通車)は、動産であり、生活に通常必要か必要でないかによって、所得税を納めるかどうかは変わってきます。
車の用途 | 所得税 |
通勤などの常用 | 非課税 |
通勤以外の常用 | 課税 |
趣味などのレジャー用 | 課税 |
業務用 | 課税 |
生活に必要のない動産=趣味用の車などで譲渡益が発生したときは、通常確定申告が必要です。
今乗っている愛車が通勤で使用しているなど生活に通常必要なものであれば、基本的には課税されず、確定申告も不要ということになります。
前述のように、高級車やクラシックカーなど趣味や娯楽要素の強い車を売却した場合で、譲渡益が出た際は課税され、確定申告が必要になります。
では、確定申告が必要になる場合、どのような手順となるのでしょうか。
・売却益とは、購入額より売却した金額が高い場合に発生する利益で、その利益が50万円以下の時は控除によって相殺され、課税されない
・売却益が50万円を超える場合は、売却益を計算する
・計算方法は、「所得税の課税対象額=売却利益-控除(50万円)」となる
・必要書類を用意して、確定申告する
このように、課税額は自分で計算することができます。
あおいさん「売却益は譲渡所得として課税されるものの、売却時にはリサイクル料金や自賠責保険の返金を受けられる場合もあるので、忘れずにチェックしましょう。」