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ローン返済中の愛車の売却は可能!
ローン返済中の愛車の売却は基本的に可能です。しかし売却できる車は、所有者が自分の場合のみです。所有者が自分でない、つまり他人のものである場合は、ローンを返したうえで、名義変更をしないと売却できません。
車は公的機関で正式に所有者が決められているため、所有者以外の人が許可なく売れないようになっています。
ちなみにローン返済中のときの所有者は以下の3者のいずれかにあてはまります。
- 自分
- ローン会社やディーラー
- 銀行(マイカーローンなどのサービスを利用した場合)
車を誰が所有しているのかについては車検証で確認できるため、まず車検証をしっかりとチェックしましょう。自分が所有者でないとわかった場合は、まず返済をしなければなりません。
ローン返済方法は3つ
車検証を確認したうえで、名義が自分であった場合の返済方法は以下の3つです。
- 残債を手元にあるお金で支払う
- 残債を銀行などで借りた分で返していく
- 残債を新しい車のローンに組み込む
今回は、愛車を売却して、その売却額がローンを上回らなかった場合を解説しています。売却額がローンを上回った場合は、何も問題なく、次の車を買えます。
残債を手元にあるお金で支払う
最もわかりやすい方法が「残債を手元にあるお金で支払う」ことです。ローン負債が200万円、車の売却金額が150万円の場合、残った50万円を手元にあるお金で支払います。
方法としては最もわかりやすいですが、この方法のデメリットは手元に残りの分を支払えるだけのお金が必要なことです。ローンの返済額を確認して、かつ愛車の中古車相場を調べたうえで、どのくらいお金が必要なのかを事前に調べておきましょう。ちなみにローンの残債は、定期的に送られてくるはがきや、直接問い合わせることで確認できます。
愛車の中古車相場は、車一括査定サイトで査定をする、もしくは査定サイトの「相場検索」機能で調べられます。愛車をなるべく高く売って、現金で支払う分を少なくしたい人は、買取業者に直接持ち込むより、車一括査定サイトを利用して売却しましょう。
車一括査定サイトを利用すれば、数多くの買取業者に一度に査定の依頼ができます。また複数の買取業者が買い取ろうと競争するため、競争原理が働いて、業者に直接持ち込むよりも高い金額で買い取ってもらえます。
残債を銀行などで借りた分で返していく
「残債を銀行で借りた分で返していく」は、ローン負債が200万円、車の売却金額が150万円の場合、残った50万円を銀行などから借りて返済する方法です。
この方法のデメリットは、新しい車をローンで購入した場合、月々払うお金が今まで以上に増えることです。新しい車のローンにプラスして、銀行などから借りたお金の返済が加算されます。ただし新しい車を買わないときは、銀行などへの返済のみです。
新車を買うケースでは最終的に支払う金額が増えます。この方法は①現在、手元にお金がない、②新しい車を買わない人が主に利用します。
残債を新しい車のローンに組み込む
「残債を新しい車のローンに組み込む」は、ローン負債が200万円、車の売却金額が150万円の場合、残った50万円を次の車のローンに組み込む方法です。
新しい車を買う予定のない人はこの方法を使えませんが、買い替える予定のある人にはおすすめします。なぜなら月々払うお金が増えることなく、買い替えられるからです。
買い替えの予定がある、月々の負担が増えるのは家計を考えると厳しい人におすすめです。
各返済方法の注意点
各返済方法の注意点がこちらです。
注意点 | こんな人におすすめ! | |
---|---|---|
残債を現金で支払う | 手元に残りの分を支払えるだけのお金が必要 | 金銭的に余裕がある |
残債を銀行などから借りて支払う |
| 新車の購入予定がなく、手元にお金がない |
残債を新車のローンに組み込む | 新車を買う予定の人しかこの方法を使えない | 新車を買う人 |
以上が、ローン返済中の車の名義が自分だった場合、ローンを返していく方法です。まず今の車を売りたいなら、車検証で自分が所有しているのかどうかを確認してみることから始めましょう。
返済後に車を名義変更しなければなりませんが、名義変更に必要な書類は
- 自動車検査証
- 新旧の所有者の印鑑証明書と委任状
- 納税証明書
- 譲渡証明書
- 新しい所有者(今回の場合は自分)の車庫証明
を揃える必要があります。
基本的に必要な書類は自治体の役所や警察で発行できますが、方法が不明確な場合はディーラーに相談してみましょう。
東京などの大都市に転勤する場合、車は不要になることが多く、また所有しているだけでも維持費がかかります。そこでローン返済中でも売却する必要性が出てきますが、名義によって、すぐに売却できるのかが変わります。
また名義が自分でも、方法がいくつかあり、その人の置かれている状況などによって異なるため、しっかりと調べたうえで対処しましょう。
またなるべく車を高く売りたい場合は、車一括査定サイトを利用しましょう。自宅から出ることなく、パソコン1台で1分あれば今の車の相場を調べられ、かつ高値で売却できます。
「査定サイトは営業電話が大量にかかってきて、それにしつこいって聞いたから…」という人は、営業電話のない査定サイトを選びましょう。「ユーカーパック」や「車査定・買取の窓口」を利用すれば、営業電話に悩むことなく、高値で売価できます。
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---|---|---|---|---|
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